もっとみんな繋がろう!Meet your USkJ friends interview: Kazunori Hosouchi
みなさんこんにちは!
長くて暗くて重い梅雨が明けたと思ったら、この容赦ない猛暑。。。
いくら文句を言っても猛暑は猛暑。もーしょーがない。。。(寒い親父ギャグ言って少し涼しくしてみてるけど、どうですか?)
こんな暑い日には居酒屋で冷たいビール(ホッピーも可)でも飲みながら、仲間のスケッチャーにでもインタビューしたくなっちゃうよね?というノリで、急に思い立って仲間の細内さんをインタビューしてみました!
細内さんのスケッチの特徴はその緻密な描写力。景色の全体像はさることながら、そこからさらに細かく描き込まれる風景のディテールは、見る側の好奇心をくすぐります。パッと見ただけでも描き込まれてることが分るのに、だからと言ってキツくない、どことなく親しみを感じられるスタイリッシュな仕上がりがあって、僕としてはいつも奥歯を噛みつつ「ぐぅ、、ぐぬぬ、、、」とか言ってます(笑)
絵から受ける印象もご本人も、やっぱりとてもまじめそうなんだけど、定例会で話しかけても、予想以上にフツーに接してくれるナイス先輩(僕より数年先輩のハズ)でもあります(笑)。今回もそんな人柄に甘えて、図々しくいろいろ質問させて頂きました。知ってるようで知らない細内さんが垣間見えるので、今回のインタビューも楽しんでもらえると思います。
インタビューを試みた日も、既に原宿駅前でスケッチに勤しんでいた細内さん、アーバンスケッチャーズの鏡じゃないですか?!では、どうぞ!!
1、アーバンスケッチャージャパンにはいつから参加し、それは主にどの 形態ですか?(FB、インスタに投稿、スケッチ会参加、ブログ投稿、その他)
ワールドワイド版Urban Sketchersのグループに初めて投稿したのは、2014年の2月頃だったと思います。FBの友達だった台湾の女性がこのグループに投稿しているのを見て、面白そうだなと思ったのがきっかけでした。それまではFBに投稿するにしても、自分の友達だけに見てもらうだけでしたからね。お試しのつもりで投稿したのですが、たくさんのコメントをもらったり、何よりも世界のスケッチ人口がこんなにも存在することを知らなかったので、それは驚きでした。
それから間もなくして、久美さんから友達リクエストが届き、承認したら、今度はsketch crawlに招待されたんです。当初はどういうグループなのかも全く分からなかったのですが、好奇心が勝った。行ってみることにしました。もしも合わなかったら一回で終わりにしてしまえばいいと思ったし。それが2014年4月の浅草でのスケッチ会でした。
2、それ以前はどんな感じで描いてたんですか?趣味?先日FBで(子どもの頃)絵を習ってたとか読んだ気がしたんですが、細内さんの絵のルーツは?
そうですね。全てを描くと大長編になってしまいますので、幼少期と、再び描きまくるようになった30代以降の話にしましょう。
幼少期、何歳頃から「お絵かき」していたのかは憶えていませんが、母方の叔母が銀座の伊東屋で働いていたらしく、母の実家へ行くと外国製の画材が色々あったのです。一体どういう経緯で叔母がそれらを会社から持ってきたのか?今思えば不思議なのですが、子供はそんなこと考えない(笑)当たり前のように高級水彩紙に西ドイツ製のマーカーとかでお絵かきしていた、えらく恵まれた子供時代でした。
絵を習いに行っていたのは幼稚園から小2までの短い期間です。転校してお終いになってしまったけど、あのまま続けられていたらどうなっていたかなって、今も思うことがありますね。
絵画教室時代に初めて賞を受けたのですが、今も忘れない。雨の降る東京駅に停車中の新幹線の絵でした。あの頃から好きなモチーフは変わっていないです(笑)小学生から中学生にかけては、漫画家になりたいなあとか、絵を描く仕事に就きたいと漠然と考えていましたね。
31歳の時に船橋市の実家を出て杉並区高円寺で一人暮らしを初めました。
20代の頃は、上司とのお付き合いでカメラに凝っていたのですが、その上司はもうおらず、しかも一人暮らしにはお金のかかる趣味でした。そこで、子供の頃好きだった絵にもういちど取り組んでみようと思い、カンバスとアクリル絵具を買って、写真を見ながら風景画を描き始めたのですが、基礎を学んでいないので、どうも上手く描けないし、楽しくない。
ある時、書店で絵画の技法書を見ていたら、イラストレーターの永沢まこと氏によるスケッチの描き方の本が目に留まり、いきなりペンで輪郭を描き水彩絵具で色をつけるだけというシンプルな方法で、しかも外での現場描きにこだわるスタイル。これなら自分にも出来るんじゃないかと思って、 公園などに行き描き始めたのです。永沢氏のスクールに行く機会は無かったのですが、この本に教えてもらった方法が、その後一貫して変わらない私のスケッチのスタイルになっていきました。
そして、永沢氏のスクールに行けなかったために、逆にこれを自分のスタイルとして消化できたようです。
3、細内さんのスケッチ出発点に永沢まことさんが絡んでいたとは!でもホント、スクールに通わなかったが故、今の細内スタイルが確立されたのはとても納得がいきますね。
細内さんのスタイルはその描写の細かさ?緻密なディテールを描き込むのに、全体的にサラリとスタイリッシュに仕上げてくるところだと思うんですが(笑)描くモチーフは景色がメインですね?やっぱり描く楽しみは、そういう細かなところを追うことなんですか?
以前佃島での定例会で一緒になったときに、向こうにそびえ立つ高層マンションと手前のレトロ家屋、その周りの電柱電線をモチーフに選んでるのを見て驚愕したんです。僕はあえてそういう景色は選ばないので、え!?その景色?選んじゃうの?!え、マジで描くの?!みたいな感じで(笑)
*これがそのとき描かれた作品↓やばくないですか?!
私のスケッチがスタイリッシュかどうかは分かりませんが…(笑)
細かいディテールにこだわりが強いのは確かです。青春18きっぷを使っての鉄道旅行が好きだったのですが(いわゆる乗り鉄です)、旅先で見かける地方の古い駅舎や古民家、農協や日通のレンガ造の倉庫を、写真に撮っているだけではなくて、サラリとスケッチ出来たらステキだなと思っていたんです。
私は建築の専門家ではないので、詳しいことは分かりませんが、古民家には地域によって様々な建築様式があって、その特徴をスケッチで捉えていく為に、細かい部分もしっかりと描いていくしかないので、何回も描いていく内に着眼点か養われてきたんじゃないかと思います。そして、建物を引き立てる小道具(電柱、丸ポスト、自転車etc)、ああいうのが生活感を醸し出す要素なんです。
佃島でのスケッチ会の話が出ましたが、あれは新と旧の対比を表現したかったんですよね、はっきり言うと、私タワーマンション嫌いなんです。あんな単調で無機質で描いててつまらない物は他にありません。
4、ああ、なるほど、建物を引き立たせる小道具!確かに細内スケッチにはそういうちょっとした味のある物が入ってますもんね?それがスケッチ全体を固くさせずに雰囲気よくさせる秘訣なのかな?
他に何かコツ?というか細内スケッチ的に気にかけてる事とかありますか?他にこう言うディテールの効いたスケッチをしたいと思ってる人に、アドバイス的ななにか?
この間はコメント欄で、最初に電柱なり目安になるものを先に描くとか言ってましたが。僕なんかは、あれだけ手の掛かりそうな対象を前にして、どういう心構えで挑んでるのかな?とか、興味ありますもんね?(笑)
うーん。難しい質問ですね。アドバイスとか、そんな、描いてる最中は、ミスらないようにもう必死なんですよ。
一つ、心掛けていることがあるとしたら、観察することによって対象物を知りたいという気持ちを持ち続けていくということでしょうか?興味ある事って、深く知りたいと思うでしょ。この建物はこの地にあってどういう歴史を歩んできたのかとか、ここの住人はどんな生活をしているのだろうかとか、想像(妄想)しながら描いてますね。どちらかと言うと、ググれば経歴がすぐ分かる立派な建物よりも、名も無き建物を描きながら勝手に妄想を膨らませるのが好きですね。
*こちらも僕個人のお気に入り。この全体像の奥行感!現場にいて引き込まれるような錯覚がしません?↓
5、スケッチのアプローチは永沢まことさんのスタイルから始まったとの事でしたが、細内さん、今もペンで直に描くスタイルですか?いつも使う画材、ペンやスケッチブック、水彩絵具の種類など教えて下さい。
スケッチ会ではペン描きに熱中しているだけで時間切れになってしまうし、一人でスケッチする時は、現地では基本ペン描きしかしないので、必要最低限のアイテムしか持って行きません。
【ペン】以前は永沢流の推奨(?)する、ピグマのみでしたが、ピグマは後に挿したキャップが落ちやすいことと、ペン先の感触が柔らかい感じがするので、数年前からは、呉竹のMANGAKAの0.1㎜〜0.3㎜を数本(ピグマよりも硬い感触)、シャドウ塗りつぶし用に太めのピグマ、看板や道路標識の赤文字を書き込むためのピグマ(赤)、描き始めに当たりを付けるための芯ホルダーまたは鉛筆。消しゴム。
【スケッチブック】ベーシックな物ですが、マルマンのvifart 水彩紙の中目F3かF4、そしてちょこっとスケッチしたい時のためのB5のスケッチブックです。
【水彩絵具】スケッチを始めた2003年頃に購入した、VANGOGH水彩絵具がベースになっていますが、その後WNやラウニーやホルベインなどと交換したり、かなり自分仕様にカスタマイズしてますね。そして、ニッカーポスターカラーのピンクとスカイブルー。ホルベインのシャドーグリーン。透明水彩の発色の弱い部分を補ってくれます。
【筆】性格なのかなぁ、繊細にちまちま色をつけていくので、細めのビジュアル筆やトールペイント用の筆、そして面相筆の出番が多いですね。
6、すごい、これ楽しい!人の道具とか(笑)とても興味深いですね〜。
景色や建物を描く際、事前に描く場所は決まってることが多いんですか?そこを描くために足を運ぶほう?それとも散歩してて良い場所を見つけたら、描いてみる?
僕は主に人を描くのが好きで、描きたい人が目についたらとりあえず描き始めちゃうんですが、逆に建物を描くとなると見積もったりするんですよね?こうしようかな?あそこは描けそうだな?とかね?そういうことをああだこうだしてる間に描く時間もなくなったりして(笑)
細内さんの場合そういう見積とか?事前に躊躇する感じ?みたいのはやはり少ないんですかね?
それは、どちらとも言えないですね、スケッチを始めた頃は、漠然と何も決めずに出かけ、さまよい歩いた挙句、結局何も描けずに帰ってきた、なんて事がよくありました。後になって思い返すと、絵にしたい場所は確かにあったのですが、それをスケッチする技術がついていないとか、時間がなかったとか、理由をつけて尻込みをしてしまったのです。
今は特に決めずに出かけても、何かしら見つけて描いてくる自信はあるので、近い場所でのスケッチ歩きだったら特に描くものは決めて行きません。uskのスケッチ会でも解散してから10分位、辺りをウロウロしてから描き始めています。ただし、遠くへ旅行に行く時には、最低これだけは描こうというのを一つ決めて行きます。大阪だったら通天閣描こうとか。旅費がかかってますから、元は取らないとね。
7、ご自分の今のスケッチに落ち着くまでに参考にしたり、影響を受けた作家さん、アーティストっているんですか?あと、アーバンスケッチャー(全世界で)お気に入りのスケッチャーがいたら3人ほど教えて下さい。
影響を受けた作家、アーティストを挙げるなら、幼少期は安野光雅氏 絵本「蚤の市」とか好きでした。小道具を描くことが好きなことは、きっとそこからの影響ですね。
20代の頃は、漫画家つげ義春。「赤い花」「ねじ式」とか知ってますか?宿場、漁村、秘湯、日本の原風景に開眼したのは、彼の作品がきっかけだったと思います。それから、前述した通り、永沢まこと氏ですね。
アーバンスケッチャーは、2人挙げます。1人はStephanie Bower 一昨年渋谷でのワークショップに参加して、遠近法の手ほどきを受けてから、ぐっと上達したと実感するんですよね。そして何と言っても、正確な遠近法に裏打ちされた彼女のスケッチは見ていて気持ちいいんです。
2人目は愛知県のスケッチ名人、加藤要治さんです。今はコロナで自粛しておられますが、自家用車で全国を旅し、スケッチしまくっている。私もああやって、若い頃と変わらずロマンを追いかけて生きていきたいと思いますね。
8、質問が前後しますが、画材にポスターカラーも使うとか、そう言うのは必要から模索したんですか?それとも何かしら影響があったとか?誰かから勧められたとか?
あと色は家に帰ってから写真などを参考にという話を聞いたりしていますが、その色の塗り方やなんかは独学ですか?参考にされてるアーティストなどいるんでしょうか?
ポスターカラーを使うのは、透明水彩には出せない色だったからですね。いつだったかバラを描いたことがあるんですが、ウィンザー&ニュートンのローズピンクで色を付けたのですが、沈んだぼんやりした色しか付かなくて、思っていた色と違ったわけです。それで、何で知ったかはよく憶えていないのですが、ジブリのアニメの背景美術がニッカーポスターカラーで描かれていることを知り、あれって使えるんじゃないかなって、思ったわけです。ポスターカラーは安いし、それで試してみたら、明るくハッキリした発色で、おっ、これイイんじゃないという感じで使い始めたと思います。
色の塗り方は、永沢まこと氏の本を見て参考にしたまでのことです。
でも、最近は水彩の本来の技法である、滲みやぼかしも取り入れてみようとしていますね。
9、細内さんの使ってる色で、歴代一番好きな、コイツは(使う頻度とか関係なく、色として)好きなんだよな〜♡と言う一色があれば教えて下さい(笑)
性格診断みたくなって来ましたね(笑)
グリーン系ですね。以前はサップグリーンでしたが、最近は渋めのオリーブグリーンも良いかと思っていますよ。
10、アーバンスケッチャーズの活動として、今後やってみたい事とかあれば教えて下さい。(ワークショップやデモンストレーション?など)
今後の活動についてですが、人数が増えてきたので、定例スケッチ会を月2回開催とか、東東京チームと西東京チームで同時開催するとか(もちろんどちらにも参加自由)、参加しやすくしてもらえると助かります。いずれもコロナが収束してからの話ですけどね。
11、また話前後しますが、いつもFBなんかで上げている街角スケッチ、それぞれ違うとは思いますが、だいたい街角でスケッチするときは時間的にどれくらいで描いてるんですか?
描く題材にもよりますが、F2やF3サイズでしたら、現地でのペン描きだけで、40〜50分位ですね。
↑これはスケッチを始めたばかりの2003年頃の作品ですが、これを描くだけで2時間以上かけていたと思います。
初期の作風、またこれは面白いですね!
FBのUrban Sketchersグループに初めて投稿してみた絵です。日本人で入っている人は少なかったらしく、反響が大きくて驚きました。
2014年の浅草でのsketch crawlで初めて描いたスケッチです。他の人はどんな絵を描いてくるのかドキドキしながら描いてましたね。
一番描いていたのは、2010年から2015年頃です。半分本気で画家になりたいと思っていたのか、あの頃の作品には気迫が感じられるものいっぱいあります。こちらは郡上八幡にて、2013年ですね。まあ、この頃はよく遠出して描いてました。
スケッチを始める以前、色々と模索していた時期。つげ義春風の細密なペン画を描いてみたりしていました。
12、他になにか言い足りない、こういう面白いエピソードもあるよ的な何か、あれば教えて下さい。
ではお言葉に甘えて。
ここ数年やっていることの一つが風景のアーカイブですね。特に渋谷とか、この10年ですっかり変わってしまいました。写真で記録している人はかなりいると思うけど、スケッチで記録している人はあまりいないのではないかな?ゆくゆくは20年スパンで渋谷の風景だけで展示やっても面白いんじゃないかなって思っているんですよ。
きっかけは、東横線の渋谷駅が地上だった時代に何気なく描いた一枚。これが始まりで渋谷ではちょくちょく描くようになりました。ただ、それまでは地方ばかり歩いていたので、都会の風景は慣れなかった。都会の街中を躊躇うことなく描けるようになったのは、USkJapanに参加するようになってからですね。USkJapan道場で結構鍛えられましたね(笑)
おお〜なるほど!それは面白い。ほんと、渋谷なんてずーーっと変化し続けてますもんね?ある意味、ロケーションアーカイブはアーバンスケッチの存在意義に近いところもありますもんね?素晴らしい。
13、例えば僕なんかだと、ある時期まで色んな人の作風を見て影響されたり、刺激を受けたりして、憧れに近づこうだとか、好きな作家の本を買って作風を真似たり、取り入れたりしましたけど、最近はようやくそういう欲求も落ち着き、諦めというか、自分はこういう風にしか描けないな?というところで自分なりのスタイル?に落ち着いてきたんですが、細内さんなんかもそういう葛藤がありましたか?
そして、ある程度それを克服した今、何をキッカケに?そういう自分なりのスタイルであるとか、作風を肯定できるようになりました?もしそういう作品がったら見てみたいですね。
憧れの作家に近づくという点では、前述の3人の先生の画風や世界観って、割と自分の物に出来ているんじゃないかって思うんですよ。自画自賛ですけどね。それよりも、ペンで描く永沢流を軸にした描き方って、美術界(ムラ)ではやや異端視されているようで、永沢門下生の人と話していても、時々そういう話は出るんですね。日本画家の千住博の本を読んでいたら、「私はこういうのは違うと思うので」とハッキリ書かれていましたし。なんだか悔しくて、その本、BOOKOFFでさっさと売ってしまいました(笑)
それでもね、やっぱり大作家の言う事って、記憶に残るんだよね。このやり方じゃダメなんじゃないかなと思ったり。それでペン描きを一時期遠ざけて、鉛筆での人物デッサンをかじってみようとしたり。四谷デッサン会に行ってみたのも、そんな迷いがそうさせたのかもしれません。
でも結局、いつものペンスケッチが馴染んでて、結局元の所へ戻ってきちゃう。近頃はそんなことを考えることも少なくなってきましたね。美術とか追求しても、果てしがないような気がして。本業も忙しいですし。自分の好きなように描いてて、それでファンになってくれる人が何人かいてくれたら、それで十分だと思います。
なるほど、、、。僕ももう数回元のところへ戻ってくるやつやってます(笑)
やっぱりみんなそうなんですね。
大作家のコメントの影響力、怖いですね(笑)でも、また戻ってこれて、引き続き自分の作風でスケッチをできてて皆をおおっと言わせているのが一番健康的に見えますね。
、、、というわけで、みなさんいかがですか?
正直、こんなに沢山語ってくれるとは思っていなかった部分もあって、こちらも聞きたいことが多くなってしまい、こんな具合です(笑)
でも、実物の細内さんも、こんな感じでフツーに色々と話してくれるので、あまり知らないはずなのに、前から友だちだったみたいな気分にさせてくれます。とても話しやすいのです。
コロナが落ち着きまたみんなで描けるようになった時、そして細内さんと一緒になるチャンスがあったら話しかけてみて下さい。きっとまた面白い話が聞けると思いますよ。
細内センパイ、インタビューに応じてくれてありがとうございました。
落ち着いたら、ホッピーのみに行きましょう(笑)
長くて暗くて重い梅雨が明けたと思ったら、この容赦ない猛暑。。。
いくら文句を言っても猛暑は猛暑。もーしょーがない。。。(寒い親父ギャグ言って少し涼しくしてみてるけど、どうですか?)
こんな暑い日には居酒屋で冷たいビール(ホッピーも可)でも飲みながら、仲間のスケッチャーにでもインタビューしたくなっちゃうよね?というノリで、急に思い立って仲間の細内さんをインタビューしてみました!
細内さんのスケッチの特徴はその緻密な描写力。景色の全体像はさることながら、そこからさらに細かく描き込まれる風景のディテールは、見る側の好奇心をくすぐります。パッと見ただけでも描き込まれてることが分るのに、だからと言ってキツくない、どことなく親しみを感じられるスタイリッシュな仕上がりがあって、僕としてはいつも奥歯を噛みつつ「ぐぅ、、ぐぬぬ、、、」とか言ってます(笑)
絵から受ける印象もご本人も、やっぱりとてもまじめそうなんだけど、定例会で話しかけても、予想以上にフツーに接してくれるナイス先輩(僕より数年先輩のハズ)でもあります(笑)。今回もそんな人柄に甘えて、図々しくいろいろ質問させて頂きました。知ってるようで知らない細内さんが垣間見えるので、今回のインタビューも楽しんでもらえると思います。
インタビューを試みた日も、既に原宿駅前でスケッチに勤しんでいた細内さん、アーバンスケッチャーズの鏡じゃないですか?!では、どうぞ!!
1、アーバンスケッチャージャパンにはいつから参加し、それは主にどの 形態ですか?(FB、インスタに投稿、スケッチ会参加、ブログ投稿、その他)
ワールドワイド版Urban Sketchersのグループに初めて投稿したのは、2014年の2月頃だったと思います。FBの友達だった台湾の女性がこのグループに投稿しているのを見て、面白そうだなと思ったのがきっかけでした。それまではFBに投稿するにしても、自分の友達だけに見てもらうだけでしたからね。お試しのつもりで投稿したのですが、たくさんのコメントをもらったり、何よりも世界のスケッチ人口がこんなにも存在することを知らなかったので、それは驚きでした。
それから間もなくして、久美さんから友達リクエストが届き、承認したら、今度はsketch crawlに招待されたんです。当初はどういうグループなのかも全く分からなかったのですが、好奇心が勝った。行ってみることにしました。もしも合わなかったら一回で終わりにしてしまえばいいと思ったし。それが2014年4月の浅草でのスケッチ会でした。
2、それ以前はどんな感じで描いてたんですか?趣味?先日FBで(子どもの頃)絵を習ってたとか読んだ気がしたんですが、細内さんの絵のルーツは?
そうですね。全てを描くと大長編になってしまいますので、幼少期と、再び描きまくるようになった30代以降の話にしましょう。
幼少期、何歳頃から「お絵かき」していたのかは憶えていませんが、母方の叔母が銀座の伊東屋で働いていたらしく、母の実家へ行くと外国製の画材が色々あったのです。一体どういう経緯で叔母がそれらを会社から持ってきたのか?今思えば不思議なのですが、子供はそんなこと考えない(笑)当たり前のように高級水彩紙に西ドイツ製のマーカーとかでお絵かきしていた、えらく恵まれた子供時代でした。
絵を習いに行っていたのは幼稚園から小2までの短い期間です。転校してお終いになってしまったけど、あのまま続けられていたらどうなっていたかなって、今も思うことがありますね。
絵画教室時代に初めて賞を受けたのですが、今も忘れない。雨の降る東京駅に停車中の新幹線の絵でした。あの頃から好きなモチーフは変わっていないです(笑)小学生から中学生にかけては、漫画家になりたいなあとか、絵を描く仕事に就きたいと漠然と考えていましたね。
31歳の時に船橋市の実家を出て杉並区高円寺で一人暮らしを初めました。
20代の頃は、上司とのお付き合いでカメラに凝っていたのですが、その上司はもうおらず、しかも一人暮らしにはお金のかかる趣味でした。そこで、子供の頃好きだった絵にもういちど取り組んでみようと思い、カンバスとアクリル絵具を買って、写真を見ながら風景画を描き始めたのですが、基礎を学んでいないので、どうも上手く描けないし、楽しくない。
ある時、書店で絵画の技法書を見ていたら、イラストレーターの永沢まこと氏によるスケッチの描き方の本が目に留まり、いきなりペンで輪郭を描き水彩絵具で色をつけるだけというシンプルな方法で、しかも外での現場描きにこだわるスタイル。これなら自分にも出来るんじゃないかと思って、 公園などに行き描き始めたのです。永沢氏のスクールに行く機会は無かったのですが、この本に教えてもらった方法が、その後一貫して変わらない私のスケッチのスタイルになっていきました。
そして、永沢氏のスクールに行けなかったために、逆にこれを自分のスタイルとして消化できたようです。
3、細内さんのスケッチ出発点に永沢まことさんが絡んでいたとは!でもホント、スクールに通わなかったが故、今の細内スタイルが確立されたのはとても納得がいきますね。
細内さんのスタイルはその描写の細かさ?緻密なディテールを描き込むのに、全体的にサラリとスタイリッシュに仕上げてくるところだと思うんですが(笑)描くモチーフは景色がメインですね?やっぱり描く楽しみは、そういう細かなところを追うことなんですか?
以前佃島での定例会で一緒になったときに、向こうにそびえ立つ高層マンションと手前のレトロ家屋、その周りの電柱電線をモチーフに選んでるのを見て驚愕したんです。僕はあえてそういう景色は選ばないので、え!?その景色?選んじゃうの?!え、マジで描くの?!みたいな感じで(笑)
*これがそのとき描かれた作品↓やばくないですか?!
私のスケッチがスタイリッシュかどうかは分かりませんが…(笑)
細かいディテールにこだわりが強いのは確かです。青春18きっぷを使っての鉄道旅行が好きだったのですが(いわゆる乗り鉄です)、旅先で見かける地方の古い駅舎や古民家、農協や日通のレンガ造の倉庫を、写真に撮っているだけではなくて、サラリとスケッチ出来たらステキだなと思っていたんです。
私は建築の専門家ではないので、詳しいことは分かりませんが、古民家には地域によって様々な建築様式があって、その特徴をスケッチで捉えていく為に、細かい部分もしっかりと描いていくしかないので、何回も描いていく内に着眼点か養われてきたんじゃないかと思います。そして、建物を引き立てる小道具(電柱、丸ポスト、自転車etc)、ああいうのが生活感を醸し出す要素なんです。
佃島でのスケッチ会の話が出ましたが、あれは新と旧の対比を表現したかったんですよね、はっきり言うと、私タワーマンション嫌いなんです。あんな単調で無機質で描いててつまらない物は他にありません。
4、ああ、なるほど、建物を引き立たせる小道具!確かに細内スケッチにはそういうちょっとした味のある物が入ってますもんね?それがスケッチ全体を固くさせずに雰囲気よくさせる秘訣なのかな?
他に何かコツ?というか細内スケッチ的に気にかけてる事とかありますか?他にこう言うディテールの効いたスケッチをしたいと思ってる人に、アドバイス的ななにか?
この間はコメント欄で、最初に電柱なり目安になるものを先に描くとか言ってましたが。僕なんかは、あれだけ手の掛かりそうな対象を前にして、どういう心構えで挑んでるのかな?とか、興味ありますもんね?(笑)
うーん。難しい質問ですね。アドバイスとか、そんな、描いてる最中は、ミスらないようにもう必死なんですよ。
一つ、心掛けていることがあるとしたら、観察することによって対象物を知りたいという気持ちを持ち続けていくということでしょうか?興味ある事って、深く知りたいと思うでしょ。この建物はこの地にあってどういう歴史を歩んできたのかとか、ここの住人はどんな生活をしているのだろうかとか、想像(妄想)しながら描いてますね。どちらかと言うと、ググれば経歴がすぐ分かる立派な建物よりも、名も無き建物を描きながら勝手に妄想を膨らませるのが好きですね。
*こちらも僕個人のお気に入り。この全体像の奥行感!現場にいて引き込まれるような錯覚がしません?↓
5、スケッチのアプローチは永沢まことさんのスタイルから始まったとの事でしたが、細内さん、今もペンで直に描くスタイルですか?いつも使う画材、ペンやスケッチブック、水彩絵具の種類など教えて下さい。
スケッチ会ではペン描きに熱中しているだけで時間切れになってしまうし、一人でスケッチする時は、現地では基本ペン描きしかしないので、必要最低限のアイテムしか持って行きません。
【ペン】以前は永沢流の推奨(?)する、ピグマのみでしたが、ピグマは後に挿したキャップが落ちやすいことと、ペン先の感触が柔らかい感じがするので、数年前からは、呉竹のMANGAKAの0.1㎜〜0.3㎜を数本(ピグマよりも硬い感触)、シャドウ塗りつぶし用に太めのピグマ、看板や道路標識の赤文字を書き込むためのピグマ(赤)、描き始めに当たりを付けるための芯ホルダーまたは鉛筆。消しゴム。
【スケッチブック】ベーシックな物ですが、マルマンのvifart 水彩紙の中目F3かF4、そしてちょこっとスケッチしたい時のためのB5のスケッチブックです。
【水彩絵具】スケッチを始めた2003年頃に購入した、VANGOGH水彩絵具がベースになっていますが、その後WNやラウニーやホルベインなどと交換したり、かなり自分仕様にカスタマイズしてますね。そして、ニッカーポスターカラーのピンクとスカイブルー。ホルベインのシャドーグリーン。透明水彩の発色の弱い部分を補ってくれます。
【筆】性格なのかなぁ、繊細にちまちま色をつけていくので、細めのビジュアル筆やトールペイント用の筆、そして面相筆の出番が多いですね。
6、すごい、これ楽しい!人の道具とか(笑)とても興味深いですね〜。
景色や建物を描く際、事前に描く場所は決まってることが多いんですか?そこを描くために足を運ぶほう?それとも散歩してて良い場所を見つけたら、描いてみる?
僕は主に人を描くのが好きで、描きたい人が目についたらとりあえず描き始めちゃうんですが、逆に建物を描くとなると見積もったりするんですよね?こうしようかな?あそこは描けそうだな?とかね?そういうことをああだこうだしてる間に描く時間もなくなったりして(笑)
細内さんの場合そういう見積とか?事前に躊躇する感じ?みたいのはやはり少ないんですかね?
それは、どちらとも言えないですね、スケッチを始めた頃は、漠然と何も決めずに出かけ、さまよい歩いた挙句、結局何も描けずに帰ってきた、なんて事がよくありました。後になって思い返すと、絵にしたい場所は確かにあったのですが、それをスケッチする技術がついていないとか、時間がなかったとか、理由をつけて尻込みをしてしまったのです。
今は特に決めずに出かけても、何かしら見つけて描いてくる自信はあるので、近い場所でのスケッチ歩きだったら特に描くものは決めて行きません。uskのスケッチ会でも解散してから10分位、辺りをウロウロしてから描き始めています。ただし、遠くへ旅行に行く時には、最低これだけは描こうというのを一つ決めて行きます。大阪だったら通天閣描こうとか。旅費がかかってますから、元は取らないとね。
7、ご自分の今のスケッチに落ち着くまでに参考にしたり、影響を受けた作家さん、アーティストっているんですか?あと、アーバンスケッチャー(全世界で)お気に入りのスケッチャーがいたら3人ほど教えて下さい。
影響を受けた作家、アーティストを挙げるなら、幼少期は安野光雅氏 絵本「蚤の市」とか好きでした。小道具を描くことが好きなことは、きっとそこからの影響ですね。
20代の頃は、漫画家つげ義春。「赤い花」「ねじ式」とか知ってますか?宿場、漁村、秘湯、日本の原風景に開眼したのは、彼の作品がきっかけだったと思います。それから、前述した通り、永沢まこと氏ですね。
アーバンスケッチャーは、2人挙げます。1人はStephanie Bower 一昨年渋谷でのワークショップに参加して、遠近法の手ほどきを受けてから、ぐっと上達したと実感するんですよね。そして何と言っても、正確な遠近法に裏打ちされた彼女のスケッチは見ていて気持ちいいんです。
2人目は愛知県のスケッチ名人、加藤要治さんです。今はコロナで自粛しておられますが、自家用車で全国を旅し、スケッチしまくっている。私もああやって、若い頃と変わらずロマンを追いかけて生きていきたいと思いますね。
8、質問が前後しますが、画材にポスターカラーも使うとか、そう言うのは必要から模索したんですか?それとも何かしら影響があったとか?誰かから勧められたとか?
あと色は家に帰ってから写真などを参考にという話を聞いたりしていますが、その色の塗り方やなんかは独学ですか?参考にされてるアーティストなどいるんでしょうか?
ポスターカラーを使うのは、透明水彩には出せない色だったからですね。いつだったかバラを描いたことがあるんですが、ウィンザー&ニュートンのローズピンクで色を付けたのですが、沈んだぼんやりした色しか付かなくて、思っていた色と違ったわけです。それで、何で知ったかはよく憶えていないのですが、ジブリのアニメの背景美術がニッカーポスターカラーで描かれていることを知り、あれって使えるんじゃないかなって、思ったわけです。ポスターカラーは安いし、それで試してみたら、明るくハッキリした発色で、おっ、これイイんじゃないという感じで使い始めたと思います。
色の塗り方は、永沢まこと氏の本を見て参考にしたまでのことです。
でも、最近は水彩の本来の技法である、滲みやぼかしも取り入れてみようとしていますね。
9、細内さんの使ってる色で、歴代一番好きな、コイツは(使う頻度とか関係なく、色として)好きなんだよな〜♡と言う一色があれば教えて下さい(笑)
性格診断みたくなって来ましたね(笑)
グリーン系ですね。以前はサップグリーンでしたが、最近は渋めのオリーブグリーンも良いかと思っていますよ。
10、アーバンスケッチャーズの活動として、今後やってみたい事とかあれば教えて下さい。(ワークショップやデモンストレーション?など)
今後の活動についてですが、人数が増えてきたので、定例スケッチ会を月2回開催とか、東東京チームと西東京チームで同時開催するとか(もちろんどちらにも参加自由)、参加しやすくしてもらえると助かります。いずれもコロナが収束してからの話ですけどね。
11、また話前後しますが、いつもFBなんかで上げている街角スケッチ、それぞれ違うとは思いますが、だいたい街角でスケッチするときは時間的にどれくらいで描いてるんですか?
描く題材にもよりますが、F2やF3サイズでしたら、現地でのペン描きだけで、40〜50分位ですね。
↑これはスケッチを始めたばかりの2003年頃の作品ですが、これを描くだけで2時間以上かけていたと思います。
初期の作風、またこれは面白いですね!
FBのUrban Sketchersグループに初めて投稿してみた絵です。日本人で入っている人は少なかったらしく、反響が大きくて驚きました。
2014年の浅草でのsketch crawlで初めて描いたスケッチです。他の人はどんな絵を描いてくるのかドキドキしながら描いてましたね。
一番描いていたのは、2010年から2015年頃です。半分本気で画家になりたいと思っていたのか、あの頃の作品には気迫が感じられるものいっぱいあります。こちらは郡上八幡にて、2013年ですね。まあ、この頃はよく遠出して描いてました。
スケッチを始める以前、色々と模索していた時期。つげ義春風の細密なペン画を描いてみたりしていました。
12、他になにか言い足りない、こういう面白いエピソードもあるよ的な何か、あれば教えて下さい。
ではお言葉に甘えて。
ここ数年やっていることの一つが風景のアーカイブですね。特に渋谷とか、この10年ですっかり変わってしまいました。写真で記録している人はかなりいると思うけど、スケッチで記録している人はあまりいないのではないかな?ゆくゆくは20年スパンで渋谷の風景だけで展示やっても面白いんじゃないかなって思っているんですよ。
きっかけは、東横線の渋谷駅が地上だった時代に何気なく描いた一枚。これが始まりで渋谷ではちょくちょく描くようになりました。ただ、それまでは地方ばかり歩いていたので、都会の風景は慣れなかった。都会の街中を躊躇うことなく描けるようになったのは、USkJapanに参加するようになってからですね。USkJapan道場で結構鍛えられましたね(笑)
おお〜なるほど!それは面白い。ほんと、渋谷なんてずーーっと変化し続けてますもんね?ある意味、ロケーションアーカイブはアーバンスケッチの存在意義に近いところもありますもんね?素晴らしい。
13、例えば僕なんかだと、ある時期まで色んな人の作風を見て影響されたり、刺激を受けたりして、憧れに近づこうだとか、好きな作家の本を買って作風を真似たり、取り入れたりしましたけど、最近はようやくそういう欲求も落ち着き、諦めというか、自分はこういう風にしか描けないな?というところで自分なりのスタイル?に落ち着いてきたんですが、細内さんなんかもそういう葛藤がありましたか?
そして、ある程度それを克服した今、何をキッカケに?そういう自分なりのスタイルであるとか、作風を肯定できるようになりました?もしそういう作品がったら見てみたいですね。
憧れの作家に近づくという点では、前述の3人の先生の画風や世界観って、割と自分の物に出来ているんじゃないかって思うんですよ。自画自賛ですけどね。それよりも、ペンで描く永沢流を軸にした描き方って、美術界(ムラ)ではやや異端視されているようで、永沢門下生の人と話していても、時々そういう話は出るんですね。日本画家の千住博の本を読んでいたら、「私はこういうのは違うと思うので」とハッキリ書かれていましたし。なんだか悔しくて、その本、BOOKOFFでさっさと売ってしまいました(笑)
それでもね、やっぱり大作家の言う事って、記憶に残るんだよね。このやり方じゃダメなんじゃないかなと思ったり。それでペン描きを一時期遠ざけて、鉛筆での人物デッサンをかじってみようとしたり。四谷デッサン会に行ってみたのも、そんな迷いがそうさせたのかもしれません。
でも結局、いつものペンスケッチが馴染んでて、結局元の所へ戻ってきちゃう。近頃はそんなことを考えることも少なくなってきましたね。美術とか追求しても、果てしがないような気がして。本業も忙しいですし。自分の好きなように描いてて、それでファンになってくれる人が何人かいてくれたら、それで十分だと思います。
なるほど、、、。僕ももう数回元のところへ戻ってくるやつやってます(笑)
やっぱりみんなそうなんですね。
大作家のコメントの影響力、怖いですね(笑)でも、また戻ってこれて、引き続き自分の作風でスケッチをできてて皆をおおっと言わせているのが一番健康的に見えますね。
、、、というわけで、みなさんいかがですか?
正直、こんなに沢山語ってくれるとは思っていなかった部分もあって、こちらも聞きたいことが多くなってしまい、こんな具合です(笑)
でも、実物の細内さんも、こんな感じでフツーに色々と話してくれるので、あまり知らないはずなのに、前から友だちだったみたいな気分にさせてくれます。とても話しやすいのです。
コロナが落ち着きまたみんなで描けるようになった時、そして細内さんと一緒になるチャンスがあったら話しかけてみて下さい。きっとまた面白い話が聞けると思いますよ。
細内センパイ、インタビューに応じてくれてありがとうございました。
落ち着いたら、ホッピーのみに行きましょう(笑)
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