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Meet your USkJ friends : interview with Shirakawa-san

今回インタビューさせていただくのは、USk Japanの顔とも言えるロゴのデザインを考えてくださった白川(Hiroyuki Shirakawa)さんです。桜と富士のマークは誰がみても納得の愛されるアイコンですよね。スケッチ会にはよく白川さんと奥様とご一緒で来ていただいていて、仲良く一緒の趣味となったスケッチについてのお話もされています。お楽しみに。




1、アーバンスケッチャーズジャパン(以下USkJ)にはいつからどういう理由で参加しましたか?


スケッチという意味では、3年ほど前からです。グラフィックデザインの仕事をしていていつも忙しくしていたので、仕事以外で何か描こうということが、ほぼ30年ほどありませんでした。しかし、ここ数年仕事が落ち着いてきたので、また何か描いてみたい気持ちが盛り上がっていました。その時、ロンドンでMike Daikubaraさんの本を買ったのをきっかけに描き始めました。USKJはそのMikeさんの本にUSK10周年のシールが貼ってあって、興味が湧いてUSKJのサイトを訪れたのがきっかけです。最初に参加したのは2018年8月の旧古河庭園からです。めちゃくちゃ暑くて1クールでの終了でしたが、帰りのビールが美味しかったのを、今でも覚えています。
USKJのいいところは、自由なところです。プロの方からスケッチを最近始めた方まで、いろんな人がいらっしゃいますが、批評しない、競争しない、お金にならないところがいいです。いつも仕事でグラフィックデザインをしていて、自分の作ったもので競争し、商品になり、批判にさらされることが日常ですが、良くも悪くも、かなりのストレスにさらされます。で、スケッチは息抜きというか、逆に何も考えずに描くことを目的にしているところもあります。なので今のところ欲がないのでいつまでたっても上手くなりません(笑)。








また2018年にUSKJのロゴを作らせてもらいました、松川さんから皆さんへアナウンスがあって、意外に誰も声をあげなかったので、何か貢献したいと思い、私が手を上げました。好きに作らせてもらったので特に苦労した点はありませんでしたし、アイデアもいくつかすぐに出たので非常に楽しかったです。また、松川さんやMomokoさんがハンコにしてくださったり、NaokoさんたちがTシャツにしてくださったりと、いろんなところで展開されるとうれしくなります(そういえば、あのTシャツ、私も購入したいです)。また、日本に来たスケッチャーの思い出のしるしになればといいなと思っています。





白川さんはロゴのデザインする際5つの候補を作ってくださいました。それらをUSk JapanのFBグループで投票にかけて一番人気のデザインを採用したのでした。それから、裏話ですが、ロゴを使ったエコバッグかTシャツを作ろうか、という案が上がり、ダミー的にコアメンバー数名がロゴのデザインを借りてオリジナルのTシャツを制作、今後どう展開しようか、と話し合っていた途中だったのでした。はい、ユニフォームの話し合いもまたスケッチ会が再開されたらぜひ白川さん交え行いたいです!



2、アーバンスケッチを始めてからはスケッチがあなたの日常に何をもたらしました?


スケッチミーティングは、いつも妻と一緒なので冷やかされるのですが、以前はほとんど休みもなく仕事ばかりで、一緒にどこかいくこともほとんどありませんでした。仕事が一段落した今、休日くらいは一緒にいようとしています。それでUSKJのスケッチに誘ったのですが、これが結構、妻もハマったみたいで、今もたまに一緒にスケッチをしています(妻のスケッチの画像を載せようとしましたが、許可が降りませんでした)。



残念!(お二人のスケッチ旅行でのお写真もリクエストしていたのですが)



3、好きなスケッチャーは誰?


やはり、スケッチを始めるきっかけになった青江健二さんとMike Daikubaraさんです。青江さんは青、赤、黄の三色だけで描いているのですが、深くしっとりした水彩画は引き込まれます。また、Mikeさんはさっと描いて軽やかで、雰囲気があって雑誌のカットのようで憧れます。あとスケッチャーではないですが、20世紀のアメリカの画家のエドワード・ホッパーや藤田嗣治などの画家が好きでポスターを家に貼っていたりします。





4、どんな画材を使ってますか?


画材についても、ほぼ全く探究心がありませんでしたので、水彩絵の具は学生の時に使っていたホルベインの12色を、ペンも学生の時に使っていたピグマを仕事場の近くの神保町の文房堂で買い直しました。スケッチブックは仕事でモレスキンの手帳を使っていて、そのシリーズにスケッチブックもあることを知ったのでアマゾンで買いました。昨年の四谷のミーティングに参加して、皆さんといろんな画材や書き方をお聞きして自分も万年筆を使ってみようなんて思うようになりました、特にShinさんからWinsor & NewtonのPayne’s Grayを教えてもらい、いつもはパレットをグチャ混ぜにしたグレーを作っていましたが、これはすでにすごい綺麗なグレーですごく気に入っています。スケッチ会の時はあまり喋らないので、このような会はまたできるといいですね。






5、何をスケッチするのが好きですか?(人物、建物、雑踏、食べ物など)?


休みの日は家にいるよりどこかにいく方が好きなので、どこかに行った時、その風景や食べたものを描くのが好きです。なので、この自粛時に部屋の中で同じところを描き続けるのは修行僧のようでした(まあまあ、楽しかったですけど)。逆に人物は苦手です。動くし(あたりまえ)、顔も似ないし(練習不足)です。最近は雲を描いてます。広いところでぼんやりとしながらなので、気持ちがゆったりしますが、やはり雲もうごくので、なかなかうまくいきません。



1回目、部屋を描く

視点を変える

画材を変える

表現手法を変える



6、USkJでやってみたい事はありますか?

また、みなさんと一緒にスケッチがしたいですね。スケッチを通じてより一層みなさんと知り合えたらと思っています。それとUSKJで英語を上達させたいです。最初、この会に参加した理由の一つに英語をもっと上達させたいと思っていました(今思い出しました)。が、皆さん英語があまりにも堪能(あたりまえ)でやや尻込みしてしまっているので、なんとかミーティングが再開したら頑張ってみたいと思います。
あと、広重が描いた東海道五十三次のいまの風景を描くという勝手に企画を、気ままにUSKJでやらせてもらっているので、この状況が終わったらまた再開したいです。




現在の神奈川宿あたり、今も同じお茶屋さんが残っています。



三島宿、広重と同じ場所と思って描いたところは別の場所、裏門でした。とほほ。


デザイナーの仕事とは別に、スケッチではどんなところにこだわりがあって、逆にある点にはこだわりがないんだというのがわかってくると、その人なりの奥行きというか、視点が面白く伝わるなあと思いました。以上、白川さんでした。

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