みんなもっと繋がろう!Meet your USkJ friends Interview: Maya Tomiyama
*Updated: Maya translated her interview part herself so now you can read English version. You can just JUMP right to her interview part, located below Japanese version. (couldn't make an on-page link so you just need to scroll down, thanks)
お久しぶりです。
忌々しいCovid-19のせいで、月一の定例会もお休み中、みなさん楽しく過ごしてますか?
自粛期も何かしら楽しくこのコミュニティーを活性化したくて、ウィークリーチャレンジを企画してきました。参加して盛り上げてくれたみなさん、ありがとうございます!!自粛期が明けたので一時的にお休みしていますが、また違う形で復活する予定です。
さて、先日本家Urbansketchers.orgが企画、放送しているinstagram上の番組、USkJ Talksに、アーバンスケチャーズ先進国、シンガポールの代表お二人がゲスト出演しました。そのトークにかなりインスピレーションを受けて、当USk Japanも、この時期にさらにコミュニティー内の風通しを良くしようよ!?もっと多くのスケッチャーズとつながれるようにしよう!という思いの元、いま気になるスケッチャーをインタビュー形式でフィユーチャーしてみよう、という話になりました。
その第一弾?(というか、一番最初にアップするからなんですが、、、笑)として、僕から新たなブログ・コントリビューター(ブログ記事担当)として、Maya Tomiyamaさんを紹介したいと思います。
僕はFacebookをあまり使っていなかったのですが、USkJ公式ページがあるため再び利用し始めました。その時に目に留まったのがMayaさんのスケッチでした。当初は沖縄の那覇に在住で(現在は天草)、「USkJのスタンプが押したいんだけど、東京は遠すぎて行けない!」と嘆いていました(笑)。しかしこのCovid-19騒動のさなか、ネット上でのやり取りが盛んになるにつれ、普段会えない場所にいるスケッチャーたちとも交流が深まりました、そんなお一人なのです。
スケッチというのはまた特殊なのか、実際に会ったことのない相手とでも、その作品や同じ「スケッチ」という共通項を通して、何となくその人の雰囲気が分るような気がします。Mayaさんの作品も色使いやその手法が大胆で、見ていてハッとさせられることが多く、またコメントを通して日本の他の地域の様子も見て取れて、これはブログを書いてもらうのも面白そうだな、とお声をかけさせてもらいました。
すでにインスタグラムでもお友達の方もいるかと思いますが、今回のインタビューでもう少し詳しく分ると思います。
1、アーバンスケッチャージャパンにはいつから参加し、それは主にどの形態ですか?(FB、インスタに投稿、スケッチ会参加、ブログ投稿、その他)
いつからか、はっきりとは覚えてないんですが、2016年7月から毎日絵を練習し始めて、2017年3月に、マーク・タロー・ホームズとリズ・スティール呼びかけの、とにかく1週間で100人描こうチャレンジ(1week100people)に参加して、はじめて外で絵が描けるようになったのは覚えてます。その時に、質より量、一枚目から上手い分けないんだからいちいち振り向かないで描き続けること、っていう、日本的に言うと、下手な鉄砲数打ちゃ当たる的な(笑)絵に対する態度が、私にとって頼りになる基盤の一つになってる気がします。そしてUSKのことを知ったのも多分その頃だったと思います。
100people/1week チャレンジの100人目 |
2、人や景色、何をスケッチするのが好きですか?また、スケッチをしている最中どんな事を考えていますか?
2016年に毎日絵を描き始めるもっとずっと前、20代に湯島にひとり暮らしして居た頃、引越ししたての家に飾った芍薬の花が咲き始めて、それがあんまり綺麗だったので、描いてみたいと思って近くだった神保町にある文房堂に画材を買いに行って描いてみたことがありました。その時はオンラインのクラスとかもなくて、一人で闇雲にやってみてたので、どうやって上達すればいいのかもわからず、画材はかなり集めたものの満足いく結果は得られず、まもなく再び絵から離れていきました。
しかしその、なんて綺麗なんだろう、もっとずっと見ていたいな、この花の美しさを紙に表したいなという気持ちが、自分の絵を描くことの原点にあるような気はします。
以前住んでいた吉祥寺の裏通りの謎のドア。 オンラインコースにて、ニーナ・ヨハンソンのアーバンスケッチ講座より お題は「普通の風景を描こう」 |
とうわけで、自分の好きなもの、花、果物、自然、景色をスケッチするのが好きです。だけど今は特に限定されなくて、なんとなく惹かれる物を描いてます。しばらく見てたいなと思うもの。人をスケッチするのは特に好きと言うわけではないけど、人を描いてみて自分の満足行くように描けると達成感があります。そういえばこどもたちが小さい頃は、起きている時は描いちゃダメと怒られるので、眠ってからよく描いていました。
描いてる最中は何も考えてないんじゃないかなあ。うまくするとひたすら形をなぞっていく瞑想みたいになって、それが絵を描くことの魅力のひとつと思ってます。
3、アーバンスケッチを始めてからはスケッチがあなたの日常に何をもたらしましたか?
アーバンスケッチというか、スケッチ全般になりますが、常に戻っていけるホームベースみたいな、今までに自分になかったような安定感をもたらしてくれた気がします。気持ちが動揺しても、何か描けば落ち着く。しかも結果として絵が残るし!それが瞑想のような効果がありながらただの瞑想とは違って嬉しいところです。
そして今はこういうオンラインのコミュニティーがあることがとても嬉しいです。一人じゃあ絶対前みたいに行き詰まるだろうなあと思います。常にアンテナをはって、新しいことが習えそうな面白そうなクラスを受けたり、できるだけ他のアーティストと交流していきたいと思っています。
4、アーバンスケッチャージャパンでの活動として、今後どんなことをしていきたいですか?(地元地域、グループ全体への提案、SNSでの活動など)あれば。
色々落ち着いたら、いつか地元でスケッチ会がやってみたいなあ。東京の皆さんにも来てもらえたりしたら最高。天草スケッチクロールとか楽しそう。
現在在住の天草、通詞島の風車のある風景。 シンプルな形で描こう、というお題を元に。 |
だけど今現実的にそういうことがいつ再び可能になるかわからない情勢の中、USKJのウィークリーチャレンジもとてもありがたかったですし、私が良く授業を受けているスケッチブック・スクールも、オンラインのドローイング・パーティーをロックダウン始めのころ毎日のように開催してくれてて有難かったです。そういう風に、ウィークリーチャレンジ的なお題を、時間を決めてズームとかインスタライブか何かでみんなでオンラインで集まって一斉に描くとかも面白いかもですね。
USkJウィークリーチャレンジより、手元を見ずに描くチャレンジ |
5、アーバンスケッチャーズのコミュニティー(全世界)で好きな(憧れ)のスケッチャーがいましたら、3名ほど教えて下さい。
のスタイルも新たにファンになりました。今改めてこうして好きなアーティストを並べてみると、自分は自由で大胆で生き生きしてて、その上ちょっとファンキーでカラフルな絵が好きみたいです。
歴史的な画家では、オディロン・ルドン(怖い絵じゃなくて花の絵)とフンデルトヴァッサーと日本の琳派が大好きです。
6、(他の人たちの答えがとても知りたい質問なので勝手に付け加えました!)普段どんなスケッチブック、ペン、筆、絵の具などを使っていますか?
スケッチブック:
スケッチブックは最近は小さくて持ち歩きやすくて、安くて(660円!)、ページ数が多くてしかも割と水彩に耐えるため、ターレンス・アートクリエーションのスケッチブックを使っています。
今まで良く使っていたのは、ストラスモアの水彩用ビジュアルジャーナルシリーズ。しっかりした紙でページ数も多く、まだミックスメディアをあまり知らなかった頃はらせんとじなので気に入らないページをどんどん破り取って捨てられるところも気に入っていました。しかしちょうどコロナが特に大変だった時にイギリスへの注文をなんとなく遠慮して以降、USKJの久美さんに教えていただいたマルマンヴィファールの水彩用スケッチブックも使ってみました。絵具の発色がとても良い!のですが、何しろページ数が少なくて、あっという間に終わってしまいます。スケッチブック・アーティスト用の、ページ数やサイズ、紙質と値段含めてちょうどいい感じの、日本製スケッチブックの発売が待たれるところですね!
久美さんに教えてもらったヴィファールのスケッチブック。 水彩専用なだけあって色がきれいに出ました。 |
ペン:
ラミーサファリの万年筆に詰め替え用カートリッジに入れた黒のプラチナムカーボンインクを使っています。線が途切れたりすることなく、裏返すと少し細い線も描けて、コストパフォーマンスの良いとても信頼できる万年筆です。プラチナムカーボンインクは、後から水彩で色をつけても滲まない、日本製のインクです。
また、ハイライトなどにユニボールシグノの白を良く使います。
筆:
湯島に住んでいた頃に文房堂で買ったIsabeyの筆をずっと愛用していましたが、だいぶ毛が少なくなって細くなってしまっているので、新しく夫がプレゼントしてくれたraphael の筆と、つい欲しくなって奮発したEscodaのトラベルブラシなども使っています。水彩の上手な人たちが良く使っているのを見るdagger brushにもちょっと憧れます。もってらっしゃる方がいたら使い勝手など教えて欲しいです。
普段使いのスケッチ道具 |
水彩絵の具:
ウィンザーアンドニュートン、ホルベイン、シュミンケなどを使っています。本当は、シュミンケのふくろうマークのついた金属製のハーフパンセットに憧れているのですが、ちょっと値段が贅沢すぎるため、ウィンザーアンドニュートンのプラスチック製の小さな水彩セットを使っています。パレットが狭いので、家では琺瑯のパレットや白い陶器のお皿なども使っています。
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いかがでしたか?みなさん聞いてみると色んなバックグラウンドからスケッチを始めていたりして、とても面白いですね?こうやって、普段であれば会えない場所にいる仲間とつながれるのも、このインターネット時代(死語)の良いところだと思います。読者のみなさんにも、今後インタビューのお願いが行くかもしれませんが、それ以外にも新しい試み、企画、チャレンジなど思いついたりシェアしたい方は、フェイスブックの公式USkJページにてお知らせ、コメント等してみて下さい!!みんなで盛り上げるコミュニティーですので、遠慮せずにお願いします!!
ではまた!!
Here is English version translated by Maya, herself!!
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1. When did you start participating in USKJ
and through what platforms(FB?, Instagram, Sketch meetups, blog contribution,
etc)?
I don’t exactly remember when, but I
started painting and drawing everyday since July, 2016, and then I participated
in the 1week100people challenge in March 2017, and I think this was the first
time I really started drawing outside.
During that time, I learned the attitude of
quantity over quality, don’t look back too much and just keep drawing, “A lousy
shooter will eventually hit the mark, only if she keeps shooting” kind of
attitude if I use a Japanese saying. This attitude has become a trustworthy
home base for me. I think it was about that time that I learned about USK.
I mainly use Instagram to share my work. I
have never participated in a sketch meetup yet.
2. What do you like to sketch? People?
Landscape? What do you think about when you are sketching?
Way before I started drawing in 2016, when
I was living in Yushima by myself, a peony flower started blooming in the room
I had just moved into, and since that was so beautiful, I wanted to draw it, so
I went to an art supply shop called Bumpodo that was in walking distance from my
place to get some materials, and came home to start drawing it.
I don’t think there were many online
classes back then, so I just was on my own, not knowing how to go about getting
better, so even though I collected a fair amount of art material, it never
turned out the way I wanted it to, so I eventually stopped trying.
However, that feeling of, “Oh how pretty. I
would love to keep looking at this for a while, I would love to transfer the
beauty of this flower on to paper” is what I think is still probably at the
heart of why I draw.
So, to answer your question, I like to
sketch the things I love, like, flowers, fruits, nature, and landscape. Now I don’t really limit
myself, and I just draw things that draws me. I am not necessarily into
sketching people, but I do like to challenge myself. I used to draw my kids
when they were little, and mainly when they were asleep, because they got
angry if I drew them when awake.
I don’t think I am thinking about anything
much when I am drawing. I think it is best when it becomes like a meditation,
just concentrating on the shapes and lines.
3. What has sketching brought to your daily
life since you started Urban sketching?
Not only urban but if I may talk about
sketching generally, it has become like a place I can always go back to, that
brings me a level of tranquility like nothing else ever did. Even when I am
upset, I can calm myself down if I draw something. And the best part is that
you have a picture as a result of the process. That is the happy difference of
drawing meditation with actual meditation.
And now I am very happy that there is an
online community like this one. I am almost sure that I will come to a dead end
like before if I was trying to work all by myself. I plan to continue to be
always open to new things, take classes to broaden my horizons and keep trying
my best to communicate more with other artists.
4. What other activities do you want to do
with USKJ?
When things settle down a little, I’d love
to do a sketch crawl here in Amakusa. It would be great if Tokyo members could
participate too.
But right now, we don’t really know when
that kind of thing will be possible again, so the USKJ weekly challenge was
very helpful.
5. Please tell us three sketchers you
especially like in the USK community.
Lynne Chapman, Felix Scheinberger, and I
have become a big fan of @herbcoil’s style too after listening to her on
USKtalks.
Regarding historical painters, I like the
floral pictures by Odilon Redon, love Hundertwasser, and the Japanese Rimpa.
6. What kind of Art materials do you use
normally?
Sketchbook:
I have discovered that you can get Talens
art creation sketchbook at a decent price recently, and it is small and easy to
carry, has many pages and can handle watercolor somehow, so this is my favorite
right now.
I use to use Strathmore visual journal
series a lot before that.
Pen:
Lamy Safari with Platinum carbon ink in a reusable
cartridge. It is a very cost-effective and reliable pen as a lot of you
probably know. Platinum carbon ink is a made in Japan ink that is waterproof so
that it won’t run when you apply watercolor.
I also use uniball Signo white, for
highlight a lot.
Brush:
I loved my Isabey sable brush I bought at
my favorite art shop Bumpodo, but it has lost a lot of hair so I use the
Raphael brush, a present from my husband, and the Escoda travel brush that I
got for myself as a treat. I have a longing for the dagger brushes that I see a
lot of the watercolor master sketchers using. If any of you have a dagger
brush, I’d love to hear about how you like them.
Watercolour paint:
I use W&N, Holbein, and Shmincke
watercolors. I would love to get the metal watercolor half pan set some day,
(I’d especially be delighted to find an old one at a flea market someday) but
for now, I am using a small plastic Windsor and Newton watercolor set. As the
palette is pretty small, I use enamel palettes and white porcelain plates at
home.
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